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SUPER GT 2026 ROUND 4 SUZUKA

■予選:8月22日/決勝:8月23日

■開催地:鈴鹿サーキット(三重県)

レース距離:300km(52周×5.807km ※GT300クラスは48周)

PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがパーフェクトウイン
ミシュランがSUPER GTで再び「最速」のタイヤに

4つの世界的なタイヤメーカーによる高度なタイヤ競争で知られるSUPER GTシリーズの2026年シーズン第4戦が鈴鹿サーキットで開催されました。ミシュランはGT300クラスに出場する2台のパートナーチーム車両にタイヤ供給を行っていますが、その1台であるNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)は、予選でポールポジションを獲得すると、決勝でも素晴らしいペースでトップを走り続けて優勝。ファステストラップも記録してまさに完璧な勝利を飾り、SUPER GTにおけるミシュランタイヤに「最速」の称号を取り戻しました。
今大会の舞台である鈴鹿サーキットはタイヤにかかる負荷が特に高いコースです。そして決勝レースは路面温度が50℃に迫る過酷なコンディションのもとで行われましたが、ミシュランタイヤはこの週末を通じて高性能を安定的に発揮。No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがつかんだ記念すべきSUPER GT初優勝を足元から力強く支えました。

FINAL RESULT / GT300 - TOP 6 & MICHELIN Partners

POS.

NO.

CAR

DRIVERS

TIRE

TIME / GAP

1

9

PACIFIC ウマ娘 NAC BMW

冨林 勇佑/藤原 優汰

MICHELIN

1:47'16.526

2

7

CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO

ザック・オサリバン/梅垣 清

YOKOHAMA

+ 0'04.429

3

18

UPGARAGE AMG GT3

小林 崇志/新原 光太郎

YOKOHAMA

+ 0'06.621

4

777

D'station Vantage GT3

藤井 誠暢/チャーリー・ファグ

DUNLOP

+ 0'07.563

5

56

リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R

J.P.デ・オリベイラ/木村 偉織

YOKOHAMA

+ 0'11.224

6

88

VENTENY Lamborghini GT3

小暮 卓史/ダニール・クビアト

YOKOHAMA

+ 0'11.711

21

20

シェイドレーシング RC F GT3

平中 克幸/清水 英志郎

MICHELIN

+ 0'48.310

SUPER GT第4戦 鈴鹿 GT300クラス優勝 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW

これまで、前向きな手応えは得ながらもポイント獲得を果たせずに来ていたNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWとミシュランタイヤのパッケージですが、今大会では図抜けた競争力を発揮し、見事なポールtoフィニッシュを飾りました。同車をドライブした冨林勇佑(写真右)にとっても藤原優汰(写真左)にとっても、そしてPACIFIC RACING TEAMにとっても、これがSUPER GT初優勝。また、ミシュランにとっては、2023年シーズン第3戦鈴鹿大会でのStudie BMW M4(荒 聖治/柳田真孝)による優勝以来となるGT300クラスでの勝利でした。

SUPER GT開催コースの中でもタイヤにかかる荷重がかなり高い鈴鹿サーキット。ここでひときわ強さを見せてきた歴史を持つミシュランですが、そうした過去の知見も生かしながら今大会向けのタイヤを用意。最初の走行セッションである公式練習の段階から好感触を得ました。

PACIFIC RACING TEAMがミシュランとの協議のもとで今大会に選定したタイヤの種類はハードコンパウンドのみでした。それでもNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは予選Q1のB組セッションを2番手タイムで突破すると、Q2では最速タイムをマークしてポールポジションを獲得しました。

No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、ポールポジションからのスタートをきっちり決めると、藤原優汰が担当した前半スティント、冨林勇佑が担当した後半スティントのどちらにおいても、実質的に一度も首位を他車に譲ることなく快走。圧倒的な内容でSUPER GT初優勝をつかみました。

No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWの車両メンテナンスには中日本自動車短期大学(NAC)の学生が参加しています。首位を行く車両のピット作業を完璧にこなした学生たちですが、彼らにとってもSUPER GTでの優勝は初めてで、それをお手伝いできたのはミシュランにとっても喜びでした。

No.20 シェイドレーシング RC F GT3は、ミディアムとハードの2種類のドライ用タイヤを用意しつつ、予選と決勝のすべての走行においてミディアムを使用。予選では一発の速さがなく下位に沈みましたが、決勝では上位陣と遜色ないタイムでコンスタントに周回。20位でフィニッシュしました。

路面温度が50℃に迫る灼熱のドライコンディションのもと、ポールtoフィニッシュを決めたNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、ファステストラップもマークし、まさにパーフェクトウインを達成。これによりミシュランは、GT300クラスで通算19勝目を挙げました。

【GT300クラス予選】

通常は午後2時〜3時台に予選を行っているSUPER GTですが、今大会では、暑さが少しでも和らいだコンディションを求めて、午後3時〜4時台の実施とされました。

SUPER GTにおける予選は、Q1とQ2という2段階のセッションを設け、Q1の上位車両だけがQ2に進出できるシステムです。出場台数が多いGT300クラスでは、Q1は2つのグループの走行枠に分けて行われますが、今大会における2台のミシュランタイヤ装着車は同じB組に振り分けられました。

今大会に用意するドライコンディション用のスリックタイヤはハードコンパウンドの一択としたPACIFIC RACING TEAMは、藤原優汰にQ1を任せてNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWをコースへ送りました。対して、ミディアムとハードの2種類を準備することを望んだSHADE RACINGは、予選にミディアムコンパウンドを選択。清水英志郎がNo.20 シェイドレーシング RC F GT3に乗り込んでQ1に挑みました。

この週末の鈴鹿サーキットは晴天に恵まれ続け、GT300クラスのQ1 B組は路面温度43℃のドライコンディションでの実施に。ここでNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、最初のアタックラップで1分57秒818をマーク。B組2位につけてQ1を突破しました。No.20 シェイドレーシング RC F GT3は、まず1分59秒535を記録すると、さらにタイムアタックを続けましたが、1分59秒304まで縮めるので精一杯でした。この結果、同車はB組14位、予選総合28位に終わり、明暗を分けることになりました。

GT300クラスのQ2は午後4時23分から行われましたが、路面温度は43℃と高いままでした。ハードコンパウンドのMICHELIN Pilot Sport SUPER GTレーシングタイヤを履いたNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWのステアリングは冨林勇佑が握り、3周をかけて丁寧にタイヤを温めると、渾身のアタックラップで1分56秒547を叩き出します。すると、他のどのライバルもこのタイムを上回ることができず、No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが予選最速に。冨林にとっても、そして同車を走らせるPACIFIC RACING TEAMにとっても、SUPER GTでは初めてのポールポジション獲得となりました。

【GT300クラス決勝】

決勝日である8月23日も晴天が鈴鹿サーキットを包み、決勝レースに向けたパレードラップの開始時点で、気温は33℃、路面温度は49℃でした。

予選で使用したハードコンパウンドのタイヤを装着し藤原優汰が乗り込んだNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、ポールポジションから好スタートを決め、真っ先に第1コーナーへ進入していきました。そして、ミシュランタイヤのウォームアップ性能の高さを生かし、1周につき1秒近くもライバルたちを上回るペースで走行。レース序盤のうちに独走態勢に持ち込むと、築いた6~7秒のマージンを守りながら周回を重ねました。

混戦が続くGT300クラスでは珍しい首位の独走劇を見せたNo.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWですが、レースの折り返し点にあたる24周目終了時にルーティンのピットストップを実施。ハードコンパウンドの新品タイヤを装着し、冨林勇佑が新たに乗り込んでコースに戻りました。すると冨林も、ミシュランタイヤの長所を生かして担当スティントの序盤のうちにプッシュ。通算27周目には今大会におけるGT300クラスのファステストラップを記録する速さでリードを広げていきました。

No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、レース終盤には2番手に約18秒もの大差をつけていました。すると、残り5周となったところでGT300車両のクラッシュが発生し、セーフティカーが導入されました。そして、セーフティカーラン状態のままレースはフィニッシュを迎え、No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが文句なしの勝利を手中にしました。

もう一台のミシュランユーザー車両であるNo.20 シェイドレーシング RC F GT3は、予選で使用したミディアムコンパウンドのスリックタイヤを装着してスタート。その前半スティントは平中克幸が担当し、24周を走行しました。そして、GT300クラスでレースを続けていたすべての車両がピットストップを終えた時点で、No.20 シェイドレーシング RC F GT3は25番手につけていました。

No.20 シェイドレーシング RC F GT3は後半スティントでもミディアムコンパウンドを使用。その走行ペースは上位車両のものと遜色ありませんでした。同車は清水英志郎のドライビングによりステディに周回を重ね、最終的にはスタート時から7つポジションを上げた21位でレースをフィニッシュしました。

■日本ミシュランタイヤ モータースポーツフェロー 小田島広明のコメント:

「この週末にミシュランは、ドライコンディション用タイヤに関しては、9号車にはハードコンパウンドのみ、20号車にはハードとミディアムの2種類のコンパウンドを用意していました。実際には、20号車は予選と決勝を通してミディアムコンパウンドを使用しました。
 9号車は完璧な勝利を収めました。ポールポジションからスタートし、後続との差を確実に広げていきました。夏に行われる鈴鹿でのレースでは、BMWと我々のミシュランタイヤの組み合わせは以前から好成績を残してきました。今大会に向けた準備においても、これまでの基本的なアプローチに基づいてタイヤの技術仕様を選定しましたし、それが効果的に機能したことが勝因だったと考えています。9号車のふたりのドライバーにとってはSUPER GTで初めてのポールポジションと優勝であり、PACIFIC RACING TEAMにとっても初勝利となりました。その快挙に貢献できたことは、タイヤサプライヤーとして素晴らしい成果です。一方、20号車については、その状況をタイヤの観点だけで説明するのは難しいところです。同じレクサス RC F GT3の他の車両もさらに順位を落としていることから、タイヤ以外の要因が絡んでいたのではないかと推測しています」