販売店検索

MotoGP 2025 ROUND 15 CATALUNYA

■予選:9月6日/決勝:9月7日

■開催地:カタルニア・サーキット(スペイン)

■レース周回数:24周(111.768 km)

マルケス兄弟が週末を席巻。路面のグリップレベルが低い
カタルニアでミシュランタイヤの長所が発揮される

MotoGPを最高峰クラスとするロードレース世界選手権の大会が33年ぶりにハンガリーで開催されました。ミシュランが単独の公式タイヤサプライヤーを務めているMotoGPクラスでは、Ducati Lenovo Teamのマルク・マルケスが、予選、土曜日のスプリントレース、日曜日のグランプリレース(決勝レース)のすべてを首位で終え、この週末を完全に制圧しました。
今大会が開催されたバラトンパーク・サーキットは2023年にオープンした新しいコースで、MotoGPレースを催すのは今回が初めてでした。事前に行われたテストは出場バイクメーカーのテストライダーによるもののみでしたが、ミシュランはそのデータを取り込みながら、コンピューターのシミュレーションツールを駆使して今大会に最適なMotoGP公式タイヤの技術仕様を検討し決定しました。バラトンパーク・サーキットはハードブレーキングや急加速が繰り返されるコースレイアウトで、大会中の路面温度は50℃を超える高温となるなど、タイヤにとって厳しいコンディションがそろっていましたが、ミシュランMotoGP公式タイヤは高いパフォーマンスを安定的に発揮し続け、MotoGPがその歴史に新たな1ページを成功裏に加えることに大きく貢献しました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

TIRE CHOICE

TIME / GAP

1

73

アレックス・マルケス

DUCATI

BK8 GRESINI RACING MOTOGP

F:MEDIUM R:MEDIUM

40'14.093

2

93

マルク・マルケス

DUCATI

DUCATI LENOVO TEAM

F:MEDIUM R:MEDIUM

+ 1.740

3

23

エネア・バスティアニーニ

KTM

RED BULL KTM TECH3

F:MEDIUM R:MEDIUM

+ 5.562

4

37

ペドロ・アコスタ

KTM

RED BULL KTM FACTORY RACING

F:MEDIUM R:MEDIUM

+ 13.373

5

20

ファビオ・クアルタラロ

YAMAHA

MONSTER ENERGY YAMAHA MOTOGP TEAM

F:MEDIUM R:MEDIUM

+ 14.409

6

79

小椋 藍

APRILIA

TRACKHOUSE MOTOGP TEAM

F:MEDIUM R:MEDIUM

+ 15.055

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

TIRE CHOICE

TIME / GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

DUCATI LENOVO TEAM

F:MEDIUM R:SOFT

19'58.946

2

20

ファビオ・クアルタラロ

YAMAHA

MONSTER ENERGY YAMAHA MOTOGP TEAM

F:MEDIUM R:SOFT

+ 1.299

3

49

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

DUCATI

PERTAMINA ENDURO VR46 RACING TEAM

F:MEDIUM R:SOFT

+ 3.653

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

カタルニアGP優勝 アレックス・マルケス(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

マルケス兄弟の弟であるアレックスは、予選では従来記録を0.654秒も短縮する素晴らしい速さでオールタイムラップレコード(当該サーキットにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイム)を叩き出し、MotoGPキャリアを通じて2度目のポールポジションを獲得。スプリントレースではスタートから首位を突っ走りながら残り4周で転倒を喫しましたが、グランプリレースでは兄マルクとの一騎討ちを見事に制し、通算2度目のMotoGPグランプリレース優勝を飾りました。

カタルニア・サーキットは変化に富んだコースレイアウトですが、路面のグリップレベルが低く、ホイールスピンが多い傾向のため、タイヤには過酷です。こうした条件のもとでは、グリップ、タイヤのスタビリティ、そしてパフォーマンスの安定性といった要素の適切なバランスを見つけることが重要です。

マルク・マルケスは今大会でもスプリントレースを制覇。そしてドゥカティは、今シーズンこれまでの結果により、まだ7大会を残している段階で、コンストラクターズタイトル獲得を決めてみせました。ドゥカティの同タイトル獲得はこれで6年連続。なお、ランキング2位にはアプリリアが続いています。

スプリントレースの2位にはヤマハワークスのファビオ・クアルタラロが食い込みました。2021年にMotoGPチャンピオンに輝いたこのフランス人ライダーは、グランプリレースでも巧みなタイヤマネージメントを見せ、レース終盤にライバルをかわして5位に。この週末の内容をポジティブなものにしました。

アプリリア RS-GPに乗るTrackhouse MotoGP Teamの小椋 藍は、グランプリレースではフランチェスコ・バニャイアとの競り合いに。2年連続MotoGPチャンピオンよりタイヤを良好な状態に保ってレース終盤を迎え、残り2周でバニャイアとホンダのルカ・マリーニをパス。6位でのフィニッシュを果たしました。

今大会では各ライダーのタイヤ選択が同じになり、スプリントレースでは1名を除く全ライダーがフロントにミディアム、リヤにソフトを、グランプリレースではすべてのライダーが前後ともにミディアムを使用。摩耗が進みやすいコースでもミシュランタイヤは最終ラップまで安定した性能を提供しました。

サステナブル材料を非常に高い割合で使用したミシュランタイヤを全車が使用する電動バイクレースのMotoEも行われ、今回開催された2レースともにLCR E-Teamの#51 エリク・グラナドが優勝。残るは2大会・4レースとなった今シーズンのMotoEですが、まだ多数のライダーがタイトル獲得の可能性を持っています。