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MotoGP 2025 ROUND 18 INDONESIA

■予選:10月4日/決勝:10月5日

■開催地:マンダリカ・インターナショナルストリートサーキット(インドネシア)

■レース周回数:27周(116.127 km)

路面温度55℃でもミシュランタイヤが高性能を安定的に発揮
アルデグエルが史上2番目に若いMotoGPウイナーに

二輪ロードレースの世界最高峰シリーズであるMotoGP世界選手権の2025年シーズン第18戦インドネシアGPが開催され、土曜日に13周で行われたスプリントレースはAprilia Racingのマルコ・ベッツェッキが、日曜日に27周で行われたグランプリレースはBK8 Gresini Racing MotoGPのフェルミン・アルデグエルがそれぞれ優勝を飾りました。アルデグエルは20歳のスペイン人ライダーで、これがMotoGP初優勝。マルク・マルケスに次いで史上2番目に若いMotoGPウイナーとなりました。

インドネシアはロンボク島にあるマンダリカ・サーキットで開催された今大会では、事前の予測どおり、50℃をゆうに超える路面温度のもとで各走行セッションが行われました。特にグランプリレースでは路面温度が55℃に達していた中で40分以上にわたる全開走行が繰り広げられたわけですが、そうした過酷な使用条件においてもミシュランタイヤは高いグリップ性能を安定的に発揮。ウイナーのアルデグエルが従来記録を上回るファステストラップを叩き出すなどのパフォーマンスにつながりました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM 

TIRE CHOICE(F)

TIRE CHOICE(R)

TIME / GAP

1

54

フェルミン・アルデグエル

DUCATI

BK8 GRESINI RACING MOTOGP

F: SOFT

R: MEDIUM

41'07.651

2

37

ペドロ・アコスタ

KTM

RED BULL KTM FACTORY RACING

F: MEDIUM

R: MEDIUM

+ 6.987

3

73

アレックス・マルケス

DUCATI

BK8 GRESINI RACING MOTOGP

F: SOFT

R: MEDIUM

+ 7.896

4

33

ブラッド・ビンダー

KTM

RED BULL KTM FACTORY RACING

F: MEDIUM

R: MEDIUM

+ 8.901

5

10

ルカ・マリーニ

HONDA

HONDA HRC CASTROL

F: SOFT

R: MEDIUM

+ 9.129

6

25

ラウル・フェルナンデス

APRILIA

TRACKHOUSE MOTOGP TEAM

F: SOFT

R: MEDIUM

+ 9.709

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM 

TIRE CHOICE(F)

TIRE CHOICE(R)

TIME / GAP

1

72

マルコ・ベッツェッキ

APRILIA

APRILIA RACING

F: SOFT

R: SOFT

19'37.047

2

54

フェルミン・アルデグエル

DUCATI

BK8 GRESINI RACING MOTOGP

F: SOFT

R: SOFT

+ 0.157

3

25

ラウル・フェルナンデス

APRILIA

TRACKHOUSE MOTOGP TEAM

F: SOFT

R: SOFT

+ 4.062

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

インドネシアGP優勝 フェルミン・アルデグエル(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

今年3月に19歳で最高峰のMotoGPクラスにデビューしたアルデグエル。4月には20歳になり、5月のフランスGPで3位に入って初表彰台を獲得。8月のオーストリアGPでは2位を奪ってきました。今大会では、スプリントレースで首位を突っ走り、最終ラップでAprilia Racingのマルコ・ベッツェッキにかわされたものの2位でフィニッシュ。そしてグランプリレースでは、後続に7秒近くもの大差を築くという独走劇を見せて、MotoGP初優勝を文句なしの内容で飾りました。20歳と183日での初優勝は、マルク・マルケス(20歳と63日)に続く史上2番目の年少記録でした。

今大会が開催されたマンダリカ・サーキットは、バリ島の隣に位置するインドネシアのロンボク島にあり、海に近いことと年間の走行量が少ないことから、路面が砂に覆われ気味。路面温度はいつも高めで、今大会のほとんどの走行セッションが50℃以上という過酷さの中で行われました。

予選は、Q1が51℃、Q2が53℃という路面温度のもとで行われましたが、その前のプラクティスセッションでトップタイムをマークしたベッツェッキが、ダイレクト進出したQ2でも一番時計。従来記録を0.256秒更新する新しいオールタイムラップレコードを叩き出してポールポジションを奪いました。

スプリントレースでは、予選2位のアルデグエルが首位を疾走。一方、ポールシッターのベッツェッキは、スタートに失敗して1周目を6番手で終えましたが、オーバーテイクを繰り返していき、最終ラップにはアルデグエルも抜き去って、今季2度目のスプリントレース優勝を果たしました。

オープニングラップでベッツェッキとマルク・マルケスが接触し両者転倒という幕開けとなったグランプリレース。その序盤では新鮮な顔ぶれによる首位争いが繰り広げられましたが、そこからアルデグエルが抜け出し、新記録となるファステストラップをマークしながら独走優勝を決めました。

グランプリレースの上位3名。MotoGPで2年目のペドロ・アコスタ(写真左)は、1歳年下の同胞の後輩であるアルデグエル(写真中央)に先にMotoGP初優勝をさらわれて、いかにも面白くなさそうな表情。3位にはアレックス・マルケスが入り、今季10度目のグランプリレース表彰台に上りました。

ミシュランは今大会に、高い路面温度と前後タイヤへの高い入力に対応したタイヤを、前輪については3仕様、後輪については2仕様準備しましたが、それらすべてが使用されるという前例のないグランプリレースに。それは、ミシュランの技術的な考察と用意がいかに的を射たものであるかを示すものでした。