ミシュランを冠スポンサーにフランスGPが開催
コース上と観戦スタンドの双方で記録更新の週末に
ミシュランが大会の冠スポンサーを務め、その名も「MICHELIN Grand Prix de France」として開催されたMotoGPの2024年シーズン第5戦フランスGP。そのグランプリレース(決勝レース)では、Prima Pramac Racingのホルヘ・マルティン、Ducati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイア、Gresini Racing MotoGPのマルク・マルケスによる三つ巴のトップ争いが激しく演じられ、マルティンがこれを制して今季2勝目を飾りました。マルティンは、予選では新しいオールタイムラップレコードでポールポジションを獲得。グランプリレースも、従来記録を10秒以上も更新するレースタイムで制しました。また、Ducati Lenovo Teamのエネア・バスティアニーニがグランプリレース中の最速ラップタイムの新記録をマーク。さらには、大会の観客数がMotoGP新記録となる29万7471人を数え、まさに記録づくしの週末となりました。
フランスGP マルティンvsバニャイアvsマルケス
グランプリレースは序盤から#89 ホルヘ・マルティンと#1 フランチェスコ・バニャイアがトップ争いを繰り広げましたが、レース後半に#93 マルク・マルケスが追いついて三つ巴の状態に。そして最終ラップでマルケスがバニャイアを仕留めて2番手に浮上。彼らが競り合っている間にリードを広げたマルティンが逃げ切りました。8位に入ったKTMのブラッド・ビンダーまでが、最速レースタイムの従来記録を上回りました。
2016年シーズンからMotoGPで公式タイヤサプライヤーの業務にあたり続けているミシュランが、今大会の冠スポンサーを務めました。そしてこの週末のル・マンには延べ29万7471人もの来場者が。これは昨年大会で作られた記録を2万人近くも更新するものでした。
マルティンは、予選で新しいオールタイムラップレコードを叩き出してポールポジションを獲得すると、土曜日のスプリントレース、日曜日のグランプリレースのどちらも制し、この週末の完全制覇を達成。首位を走るライダー選手権のリードを大きく広げました。
今シーズンからドゥカティのマシンに乗るマルケスは、前戦で予選最速を奪うと、今大会ではスプリントレースとグランプリレースの双方で2位に。31歳になった元王者ですが、その能力とスピードが依然として非常に高いレベルにあることを印象づけました。
グランプリレースで4位に入った#23 エネア・バスティアニーニは、27周のレースの23周目に最速ラップタイムの新記録をマーク。それは、レースの終盤に至っても高いグリップ性能を安定的に発揮するミシュランタイヤの実力を端的に示すパフォーマンスでした。
スプリントレースは41℃の路面温度のもとで行われ、ほぼ全車がフロントにハード、リアにソフトのMICHELIN Power Slickを選択。グランプリレースは倍の周回数でしたが、路面温度が29℃に留まったことで、ほぼ全車がスプリントレースと同じタイヤ選択となりました。
併催されたMotoEでは、2レースともにTech3 E-Racingの#29 ニコラス・スピネッリが優勝。フロント用には49%、リア用には53%ものサステナブル材料を使用したミシュランタイヤを全車が使用する100%電動のMotoEですが、このル・マンでは、250ccガソリンエンジン車であるMoto3より速いラップタイムを刻み、マシンとタイヤの性能の高さを示しました。