販売店検索

SUPER GT 2025 ROUND 1 OKAYAMA

■予選:4月12日/決勝:4月13日
■開催地:岡山国際サーキット(岡山県)
■レース距離:300km(82周×3.703km ※GT300クラスは79周)

2025年のSUPER GTはウェットコンディションで開幕
ミシュランタイヤが良好なパフォーマンスを披露

日本で最も人気の高いモータースポーツシリーズであるAUTOBACS SUPER GTシリーズ。岡山国際サーキットで迎えた2025年シーズン開幕戦の決勝レースはウェットコンディションのもとで始まり、後半には路面が乾いていくという難しい条件での一戦となりました。ミシュランは今シーズンのSUPER GTにおいて、GT300クラスに出場する2台のパートナーチーム車両にタイヤ供給を行いますが、今大会からミシュランタイヤを使用したNo.30 apr GR86 GT(永井宏明/織戸 学)は20位でフィニッシュ。もう1台のミシュランユーザーであるNo.20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸/清水英志郎)は、ウェットコンディションの中で速さを見せて9つものポジションアップを果たしましたが、ピットストップ時に車両にトラブルが見つかり、残念ながらリタイアとなりました。

SUPER GT 2025 ROUND 1 OKAYAMA - Final result

SUPER GT開幕戦 岡山 apr GR86 GT

今大会からミシュランタイヤで戦うNo.30 apr GR86 GTですが、同車を走らせるaprは、2005年と2007年にミシュランタイヤを使用してGT300クラスのチャンピオンに輝いているチーム。そしてドライバーは、SUPER GT参戦30周年を迎えた大ベテランの織戸 学と自動車販売会社を経営するビジネスマンでもある永井宏明のふたりです。今大会の決勝レースでは、難しいコンディションの中で着実に順位を上げ、20位でミシュランでの初戦を終えました。

今シーズンのGT300クラスには28台もの車両がシリーズ参戦する予定。ミシュランを含む4つのタイヤメーカーが活動します。横浜ゴムが16台をユーザーとして抱え、ダンロップが6台に、ブリヂストンが4台に、そしてミシュランが2台にタイヤ供給を行うという内訳です。

ミシュランタイヤで戦うのも2シーズン目となるNo.20 シェイドレーシング GR86 GT。そのステアリングを握るのは前年と同じく平中克幸/清水英志郎のコンビです。今大会では平中のアタックによってQ1を突破し、清水のQ2でのタイムにより予選16位となりました。

No.30 apr GR86 GTは、FIA-GT3規定より技術開発領域が広いGTA-GT300規定に基づいてaprが独自に開発したマシンです。今大会のQ1は、1997年のGT300クラスチャンピオンである織戸が担当しましたが、ミシュランタイヤで初めてのアタックであったためか伸び悩みました。

予選が行われた土曜日は気温が23℃程度にまで上がって温かく、絶好の観戦日和となりました。しかし日曜日は朝から雨が降り続き、決勝レースが始まる午後1時過ぎの時点で気温は13℃と肌寒く、路面温度も15℃付近の低さで推移する難コンディションとなりました。

スターティンググリッド上でサスペンションの調整を行うNo.20 シェイドレーシング GR86 GT。決勝を迎えた頃には小雨になっていましたが、路面は完全にウェット。2台のミシュランタイヤ装着車はフルウェット仕様のレインタイヤを履いてスタートしました。

雨に強いミシュランタイヤだけに、ミシュランマンは雨でも笑顔。顔の形に沿ってフードが成形された専用のレインポンチョがあるのでバッチリであります。

16番手グリッドから決勝をスタートしたNo.20 シェイドレーシング GR86 GTはウェットコンディションの中で速さを見せ、前半スティントのうちに9つもポジションアップ。35周目を終えたところでピットに入りましたが、そこでトラブルが見つかり無念のリタイアとなりました。

No.30 apr GR86 GTは、織戸が担当する前半スティントを長く取る作戦。今大会は最後尾グリッドからのスタートとなりましたが、着実に順位を上げていきました。そしてマシンを引き継いだ永井も後半スティントを確実に走り、20位でミシュランでの初戦をフィニッシュしました。

決勝は、フルウェットの状態から次第に乾いていき、しかし終盤にまた小雨がぱらつくという難しい条件のもとでのレースに。ミシュランタイヤは持ち前のウェットでの強さをしっかりと発揮し、「Performance Made to Last」の理念を体現する戦いを見せました。

【GT300クラス予選】

昨シーズンのSUPER GTでは2人のドライバーのベストラップを合計したタイムで順位付けする予選方式でしたが、今シーズンは、Q1(予選第1セッション)の上位車両だけがQ2(予選第2セッション)に進出するというノックアウト方式となりました。これは2023年シーズンまで採用されていたシステムです。そして出場台数が多いGT300クラスの場合、Q1は2つのグループに分けて行われ、各グループの上位9台までがQ2に進めるルールになっています。

今シーズンのGT300クラスにおけるミシュランタイヤユーザーは2台ですが、その1台であるNo.20 シェイドレーシング GR86 GTは、Q1ではAグループに平中克幸が出走して9番手のタイムをマーク。Q1突破を果たしました。そしてQ2では、清水英志郎のドライブによって1分25秒633を記録。これは昨年の岡山大会における同車の自己ベストタイムより1秒速いものでしたが、今大会では他の車両も続々と自己ベストを更新。No.20 シェイドレーシング GR86 GTの今大会の予選結果は16位となりました。

今大会がミシュランタイヤでの初陣となったNo.30 apr GR86 GTは、織戸 学が乗り込んでQ1のAグループに出走。1分27秒339のベストラップを記録しましたが、Aグループで14番手、予選総合で28位という結果に終わりました。

【GT300クラス決勝】

予選日は好天に恵まれた岡山国際サーキットですが、決勝日は一転して悪天候に。朝から雨が降り続き、午後1時10分の決勝レースパレードラップ開始時点で、気温12℃、路面温度16℃という低さでした。

雨の降り方は弱まっていたものの、路面は完全なウェットであり、ミシュランユーザーの2台はともにフルウェットタイヤを装着してスタートしました。

レースは、最初の数周のうちに複数のクラッシュが発生し、早々に中断されました。その後、10周目から再開されると、ミシュランユーザーの2台は着実に順位を上げていきました。

ミシュラン勢の中で上位を走ったのはNo.20 シェイドレーシング GR86 GTで、前半スティントを担当した清水英志郎のドライブによって20周目にはトップ10圏内に進出。さらに順位を上げていき、35周目終了時にピットストップを迎えたときには7番手につけていました。しかし、タイヤ交換の際、ホイールリムを留めるハブに破損が見つかり、その場ですぐに修理できない問題であったことから、チームはリタイアを決めざるを得ませんでした。

一方、No.30 apr GR86 GTは、織戸 学がステアリングを握って着実にポジションアップ。20周目にはトップ20圏内に入っていきました。チームは織戸にレース周回数の60%近くとなる45周を走らせたところでピットに迎え入れると、路面の水量が減った状況に最適なダンプタイヤに替え、永井宏明に交替させて戦列にマシンを戻しました。しかし、路面はその後もどんどん水量が減って乾いていったことから、No.30 apr GR86 GTは54周目終了時に2度目のピットストップを行い、ここでミディアム仕様のスリックタイヤにスイッチ。レース終盤には雨がまたぱらつくようになった難しいコンディションの中、永井は確実なドライビングを続け、20位でフィニッシュしました。

■日本ミシュランタイヤ モータースポーツダイレクター 小田島広明のコメント:

「今シーズン開幕戦となる今大会では、20号車も30号車も、ドライコンディション用タイヤについては今大会におけるミディアム仕様を使用しました。ウェットコンディションにおいては、両車ともフルウェットタイヤとダンプタイヤを使いました。20号車は、予選でミディアムタイヤを使用し、決勝はフルウェットタイヤでスタートしました。30号車は、やはりフルウェットタイヤでスタートし、第2スティントでダンプタイヤに交換。その後、ミディアムドライタイヤに履き替えて第3スティントを走りました。

 この週末のドライタイヤにミディアムコンパウンドを我々が投入したのは、昨年大会の結果を踏まえ、より安定した特性のタイヤを選んだためです。ウェットタイヤについては、雨天時のコンディション変化にも対応できるようフルウェットタイヤとダンプタイヤの2種類を投入し、期待どおりの走りを見せてくれました。レースは変わりやすい天候の影響で波乱万丈な展開になりましたが、30号車が少しでもポジションアップできたのは良かったと思います。20号車に関しては、トラブルは残念でしたが、パフォーマンスとしてはトップ10圏内でのフィニッシュを狙えたと思います。ドライバーのコメントが良好なものだったのも良かったです」