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SUPER GT 2025 ROUND 6 SUGO

■予選:9月20日/決勝:9月21日

■開催地:スポーツランドSUGO(宮城県)

■レース距離:300km(70周×3.586km ※GT300クラスは67周)

ミシュランタイヤが高性能を安定して発揮
apr GR86 GTが好走を続けてポイント獲得を果たす

グランドツーリングカー(GTカー)と呼ばれる種類のレーシングカーを使用し、独自のルールに基づいて行われているSUPER GTシリーズ。その2025年シーズン第6戦がスポーツランドSUGOで開催されました。ミシュランは今シーズンのこのシリーズにおいて、GT300クラスに出場する2台のパートナーチーム車両にタイヤ供給を行っていますが、今大会ではNo.30 apr GR86 GT(永井宏明/織戸 学)がクラス13位でフィニッシュしてポイント獲得を果たしました。一方、もう一台のミシュランタイヤ装着車であるNo.20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸/清水英志郎)は決勝中に不運なアクシデントに見舞われ、レースを途中で諦めることを余儀なくされました。

FINAL RESULT / GT300 - TOP 6 & MICHELIN Partners

POS.

No.

  CAR

DRIVERS

TIRE

TIME / GAP

1

7

CARGUY FERRARI 296 GT3

ザック・オサリバン/小林 利徠斗

YOKOHAMA

1:48'25.277

2

61

SUBARU BRZ R&D SPORT

井口 卓人/山内 英輝

DUNLOP

+ 0'17.452

3

5

マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号

塩津 佑介/木村 偉織

YOKOHAMA

+ 0'23.254

4

45

PONOS FERRARI 296

ケイ・コッツォリーノ/篠原 拓朗

DUNLOP

+ 0'26.623

5

4

グッドスマイル 初音ミク AMG

谷口 信輝/片岡 龍也

YOKOHAMA

+ 0'31.916

6

52

Green Brave GR Supra GT

吉田 広樹/野中 誠太

BRIDGESTONE

+ 0'39.112

retired

30

apr GR86 GT

永井 宏明/織戸 学

MICHELIN

D.N.S.

20

シェイドレーシング GR86 GT

平中 克幸/清水 英志郎

MICHELIN

SUPER GT第6戦 菅生 apr GR86 GT

前戦の鈴鹿大会では他車との接触のためオープニングラップでリタイアせざるを得なかったNo.30 apr GR86 GT。今大会では、予選では苦戦しましたが、決勝では良好なペースで走行。レース全体では様々なアクシデントが発生した中でも、永井宏明/織戸 学の両ドライバーは安定したドライビングを披露し続け、30号車としてはミシュランタイヤを履いて初めてとなるポイント獲得を果たしました。

長く続いた今年の猛暑ですが、今大会を前にして落ち着きを見せ、この週末の菅生は一気に秋めいた気候になりました。予選日の朝は降雨があり、公式練習はウェットパッチがコースの各所に残るという路面状況で始まりましたが、その後の走行はすべてドライコンディションのもとで行われました。

5月のテスト走行で車両火災に見舞われ、6月の第3戦マレーシア大会は欠場。8月の第4戦鈴鹿大会で戦いに復帰したものの、そのレース前のウォームアップセッション中に再び車両火災。それでもNo.20 シェイドレーシング GR86 GTはチームの努力によって再度の復活を果たし、このシリーズ第6戦に姿を現しました。

予選日の午前中に行われた公式練習のセッション中、No.20 シェイドレーシング GR86 GTはエンジントラブルに襲われました。サーキットで修理できるレベルの問題でなく、チームはエンジン交換を行うことに。そのため20号車は予選に出走できず、翌日の決勝レースは最後尾グリッドからのスタートとなりました。

チームがエンジン交換をしっかり間に合わせたNo.20 シェイドレーシング GR86 GTは、決勝レースを無事にスタート。良好なペースでの走行を続け、どんどん順位を上げていきましたが、クラッシュした他車から外れた車輪がぶつかってくるという不運。車両損壊に見舞われ、レースを終えることとなりました。

予選時より路面温度が5℃以上も高いものになったこともあって、決勝レースにおけるNo.30 apr GR86 GTは格段に高い競争力を披露。織戸が担当した前半スティント、永井が走った後半スティントのどちらにおけるペースも良好で、クラス13位でチェッカーフラッグを受けて今シーズン初ポイントを獲得しました。

20号車はハードコンパウンド、30号車はミディアムコンパウンドと、チームの戦略等の違いによってタイヤ選択は異なりましたが、決勝レースではどちらの種類のタイヤもグリップ性能とその持続性のバランスを高いレベルで発揮。20号車が不運に見舞われたことは本当に残念でしたが、ミシュランとしては今シーズンこれまでのSUPER GTで手応えを最も得られたレースとなりました。

【GT300クラス予選】

今大会でも予選はQ1とQ2の2ステージが設けられ、Q1の上位車両だけがQ2に進出できるノックアウト方式で行われました。出場台数の多いGT300クラスのQ1は2つの走行枠に分けられ、2台のミシュランタイヤ装着車のうち、No.30 apr GR86 GTはグループA、No.20 シェイドレーシング GR86 GTはグループBに振り分けられました。

ただし、No.20 シェイドレーシング GR86 GTは予選を走ることができませんでした。予選日の午前中に行われた公式練習の走行中にエンジントラブルに見舞われ、すぐに修理できる程度の問題ではなかったことから、エンジン交換を余儀なくされたのです。このため予選に参加できなかったNo.20 シェイドレーシング GR86 GTは、翌日の決勝レースは最後尾グリッドからスタートすることとなりました。

一方、No.30 apr GR86 GTは、9月20日の午後2時05分から10分間にわたって行われたQ1グループAに出走しました。セッション開始時の気温は21℃、路面温度は22℃で、曇天のドライコンディションでした。No.30 apr GR86 GTは、巧者の織戸 学がアタックドライバーを務めながらも振るわず、グループAに出走した14台の中で最下位に。総合の予選順位は27位となりました。

【GT300クラス決勝】

決勝日である9月21日のスポーツランドSUGOは前日より良い天候に恵まれました。そして、No.20 シェイドレーシング GR86 GTはチームの懸命の作業によるエンジン交換を済ませ、正午から行われたウォームアップ走行を無事にこなして、決勝レースへと駒を進めました。

午後1時45分、走行距離300kmの決勝レースは、気温25℃、路面温度28℃のドライ路面というコンディションのもとで開始されました。

予選を走れなかったために最後尾グリッドからのスタートとなったNo.20 シェイドレーシング GR86 GTですが、清水英志郎が担当した前半スティントにおける同車の走行ペースはとても力強いものでした。序盤に他車との接触によって順位を下げる局面もありましたが、徐々にポジションを上げていき、クラス15番手付近まで浮上してみせました。そして38周を走り終えたところでピットストップを行いました。

平中克幸がドライブした後半スティントにおいてもNo.20 シェイドレーシング GR86 GTのペースは良好でした。しかし44周目、クラッシュした車両から脱落した車輪が、その後方からやってきたNo.20 シェイドレーシング GR86 GTに激突する事態が発生。そこへGT500車両が突っ込むというマルチクラッシュとなりました。

幸いにも平中をはじめとする各ドライバーにケガはありませんでした。しかし、No.20 シェイドレーシング GR86 GTは大破してしまい、ここでレース終了となってしまいました。

もう一台のミシュランタイヤ装着車であるNo.30 apr GR86 GTは、織戸 学が乗り込んでスタート。今シーズンがSUPER GT参戦30周年であるベテランドライバーはコンスタントな走りを続けてポジションを徐々に上げていき、18番手付近にまで浮上。そして33周目を終えたところでピットストップを行い、永井宏明に交替しました。

その後、20号車が巻き込まれたマルチクラッシュが発生し、赤旗が提示されました。そして、クラッシュ車両の回収や破損したガードレールの修復などが行われた後に、レースの再スタートが切られました。

後半スティントでNo.30 apr GR86 GTのステアリングを握った永井は、荒れた状況の中でも安定したドライビングを見せ続け、先行車両の後退や戦線離脱などにも後押しされて13位にまでポジションを上げてフィニッシュ。ミシュランタイヤを履いて初めてのポイント獲得を果たしました。

■日本ミシュランタイヤ モータースポーツダイレクター 小田島広明のコメント:

「今回のシリーズ第6戦に我々ミシュランは、20号車にはミディアムコンパウンドとハードコンパウンド、30号車にはミディアムコンパウンドのドライコンディション用タイヤを用意しました。20号車が実際に使用したのはハードコンパウンドのみでした。
 20号車は残念ながら予選を走ることができませんでしたが、決勝では良好なペースでの走行を続け、順位を上げていきました。そこで大きなクラッシュに見舞われてしまったのは、不運としか言いようのないことでした。しかし、それまでの走りは好調で、タイヤも非常に良い状態でした。一方、30号車については、同車も後方からのスタートとなったので、オーバーテイクが難しい菅生では厳しいレースになるのでないかと想像していましたが、両ドライバーともに、荒れたレースの中で落ち着いて安定した走りを見せてくれました。彼らが使用したミディアムタイヤも終盤までタイムロスが少なく、非常に良いパフォーマンスを発揮してくれたと評価しています」