サステナブル材料を45%以上使用したミシュランのレインタイヤが
卓越したウェットグリップ性能と耐摩耗性能を発揮
アメリカはテキサス州で開催された世界耐久選手権(WEC)の2025年シーズン第6戦ローンスター・ル・マンは、6時間の決勝レースの大半がウェットコンディションのもとで行われ、トップカテゴリーであるハイパーカークラスの各車が使用したミシュランタイヤの高性能が遺憾なく発揮される機会となりました。ハイパーカークラス用のMICHELIN Pilot Sportレーシングレインタイヤは、その素材の45%以上にサステナブル材料(再生可能素材およびリサイクル素材)を使用しつつ、卓越したウェットグリップ性能とロングライフを実現。レース終盤には雨がほとんど止み、他メーカーが公式タイヤを供給しているLMGT3クラスの各車はスリックタイヤに履き替えましたが、ミシュランが単独の公式タイヤサプライヤーを務めるハイパーカークラスの大半の車両は雨用のタイヤで走行を継続。MICHELIN Pilot Sportレーシングレインタイヤは、路面が乾いていく中でも高い耐摩耗性能を発揮してトレッドの摩滅を最少限に留め、各パートナーチームが余計なタイヤ交換を行うことなくフィニッシュを迎えることを可能としました。
なお、今大会を制したのはPorsche Penske MotorsportのNo.6 ポルシェ 963(ケヴァン・エストル/ラウレンス・ファントール/マット・キャンベル)で、昨シーズンのチャンピオンが今季初優勝を飾りました。
FINAL RESULT / Hypercar class - TOP 6
POS. | No. | TEAM | DRIVERS | CAR | TIRE | LAPS/ GAP |
1 | 6 | PORSCHE PENSKE MOTORSPORT | K.エストル/L.ファントール/M.キャンベル | ポルシェ 963 | MICHELIN | 120 Laps |
2 | 50 | FERRARI AF CORSE | A.フォコ/M.モリーナ/N.ニールセン | フェラーリ 499P | MICHELIN | + 0'08.625 |
3 | 94 | PEUGEOT TOTALENERGIES | L.デュバル/M.ヤコブセン/S.ヴァンドーン | プジョー 9X8 | MICHELIN | + 0'09.541 |
4 | 93 | PEUGEOT TOTALENERGIES | P.ディ・レスタ/M.イェンセン/J-E.ベルニュ | プジョー 9X8 | MICHELIN | + 0'15.149 |
5 | 51 | FERRARI AF CORSE | A.ピエール・グイディ/J.カラード/A.ジョビナッツィ | フェラーリ 499P | MICHELIN | + 0'22.619 |
6 | 38 | CADILLAC HERTZ TEAM JOTA | E.バンバー/S.ボーデ/J.バトン | キャデラック Vシリーズ.R | MICHELIN | + 0'42.517 |
ローンスター・ル・マン ハイパーカークラス優勝 No.6 ポルシェ 963
小雨が降る中で行われた予選では2台のフェラーリ 499Pに続く3位につけたNo.6 ポルシェ 963。強い雨に見舞われた決勝レースの前半は、スピンやクラッシュを喫する車両が続出する展開になりましたが、No.6 ポルシェは安定的に上位を走り続け、2番手につけてレース後半へ。そして、残り2時間を切ったところで首位をもぎ取り、雨が上がって路面が乾いていったレース最終盤でもレインタイヤのまま安定して走行。後続の追撃を寄せ付けずに走り切って、ポルシェ勢として今シーズン初めての勝利をもぎ取りました。
テキサス州の州旗を飾る「ローンスター(ひとつ星)」の名を冠した今大会。舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、年々変形が進む性質の地盤に作られたことなどから路面が非常にバンピーで、部分的な再舗装が繰り返されているため、コースを1周する中で路面のグリップレベルがカメレオンのように変化する難しいコースです。
レース後半では2番手を走り続けたNo.50 フェラーリ 499Pは、フィニッシュまで残り15分というところで短い給油のためのピットストップを実施。ここでひとつ順位を落としたものの、コースに復帰すると、先行したライバルをすぐに抜き返して2番手を奪還。開幕戦カタールでの優勝、第3戦スパ・フランコルシャンでの2位に続く好成績を挙げました。
デビューからすでに4シーズン目ながら、なかなか良い結果を出せずにきているプジョー 9X8ですが、ウェットレースとなった今大会で一閃。ロイク・デュバルらが駆る94号車が3位に入り、9X8では通算3度目となる表彰台に。ポール・ディ・レスタらが駆る93号車が5.5秒差の4位で続き、プジョーにとってこの4年で最も成功したレースとなりました。
前年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレースでは2位に入ったトヨタでしたが、彼らのGR010ハイブリッドは今大会では終始劣勢に回ることに。加えて、LMGT3車両による接触や、スピンを喫してグラベルベッドにスタックするなどの事態が重なり、平川 亮らの8号車は9位、小林可夢偉らの7号車は14位でそれぞれ完走という結果に終わりました。
レース前半は雨が強く降り続きましたが、素材の45%以上にサステナブル材料を使用したMICHELIN Pilot Sportレーシングレインタイヤは安定したグリップを提供し続けました。その同じ種類のタイヤが、レース終盤に雨が上がって路面が急速に乾いていった中でも機能し、パートナーチームのほとんどがフィニッシュまでレインタイヤを履き続けました。
ドライコンディションで行われた金曜日のフリープラクティスでは、スリックタイヤのミディアムコンパウンドが抜群の性能を発揮。明くる土曜日の予選は小雨模様でしたが、コース上の水量は多くなく、いくつかのチームはこのミディアムスリックを選んでタイムアタックを実施。ミシュランタイヤの対応レンジの幅広さを印象づけました。