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WEC 2024 ROUND 7 FUJI

■予選:9月14日/決勝:9月15日

■開催地:富士スピードウェイ(日本)

■レース時間:6時間

ロッテラー組ポルシェがWEC日本ラウンドを制覇
ミシュランタイヤが多彩なレース戦略を支える

トップカテゴリーであるハイパーカークラスの出場全車がミシュランタイヤを使用する世界耐久選手権(WEC)の2024年シーズン第7戦富士6時間が開催され、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのNo.6 ポルシェ 963(ケヴァン・ウストル/アンドレ・ロッテラー/ロウランス・ヴァントール)がレースの半分以上の周回で首位を走り、優勝を飾りました。
今大会ではすべての走行がドライコンディションのもとで行われましたが、決勝レースではアクシデント処理のための競争状態の中断が繰り返し発生。そのため、チームや車両によってレース戦略が異なっていく展開となりました。ピットストップでは、コース特性的に負荷がより強くかかる左側の前後タイヤのみを交換するケースや、いくらか走行したユーズドタイヤと新品タイヤを組み合わせて使うケースなどが見られました。こうした様々な使われ方にWEC用MICHELIN Pilot Sportスリックタイヤは柔軟に対応して、各エントラントが選んだレース戦略を力強く支えました。

WEC 2024 ROUND 7 FUJI - Final result

RACECARD

FIA WORLD ENDURANCE CHAMPIONSHIP

富士6時間 ハイパーカークラス優勝 No.6 ポルシェ 963

通算11回目のWEC日本ラウンドは、序盤からアクシデントが繰り返し発生する荒れた展開となりました。その中でNo.6 ポルシェ 963は極めて安定した戦いぶりを貫き、レース中盤以降は首位の座を長く走行。No.63 ランボルギーニ SC63、僚友車のNo.5 ポルシェ 963、No.51 フェラーリ 499P、さらにはNo.20 BMW M ハイブリッドV8とリタイアが続いた中、No.6 ポルシェはノーミス&ノートラブルで213周=971.979kmを走り、シリーズ開幕戦カタール1812kmでの勝利に続く今季2勝目をマークしました。

WECでは、ル・マン24時間以外のレースで使用できるスリックタイヤは2種類に制限されています。今シーズンのWECハイパーカークラスのために3種類のスリックタイヤを用意しているミシュランですが、今回の富士6時間にはミディアムとハードを選んで持ち込みました。

お客様が乗車された大型バスがサーキットを走り、レースへの出場車両も同時に走行するサーキットサファリが土曜日の予選の前に実施されました。日本のレースではおなじみのファンイベントですが、WECでこのような企画が行われるのはこの富士ラウンドだけです。

予選は路面温度41℃のドライコンディションで行われ、アレキサンダー・リンのタイムアタックによりNo.2 キャデラック VシリーズRがWEC参戦2年目で初のポールポジションを獲得。平川 亮がドライブしたNo.8 トヨタ GR010ハイブリッドが0.041秒の僅差で続きました。

18台が出場したハイパーカークラスですが、2周目に多重クラッシュが発生。2台のフェラーリ 499Pとポルシェ5号車がここでダメージを負って、早々に優勝争いから脱落することに。その後は、初ポールのNo.2 キャデラックも他車との接触で後退を余儀なくされました。

今季2勝目を挙げたNo.6 ポルシェのドライバー3名。写真左から、ロッテラー、ウストル、ヴァントール。今大会の結果、彼らは次戦である最終戦バーレーン8時間を9位以内でフィニッシュしさえすれば自力でドライバーズタイトル獲得を決められる状況になりました。

2位に食い込んだのはドリス・ヴァントール/ラファエル・マルチェッロ/マルコ・ヴィットマン組のNo.15 BMW M ハイブリッドV8。今シーズンからWECへの参戦を開始した同車の前戦までの最上位は6位でしたが、今大会では高い競争力を見せて初の表彰台獲得を果たしました。

3位にはニコラ・ラピエール/ミック・シューマッハー/マチュー・ヴァクシヴィエール組のNo.36 アルピーヌ A424が入りました。同車もこれまでのベストリザルトは5位でしたが、今大会ではロングストレートでの高いトップスピードを武器に力強く戦い、初表彰台を得ました。

トヨタ GR010ハイブリッド勢は、WEC独自の性能調整措置をかなりシビアに受けて母国イベントに臨むことに。それでも地力の高さを見せ、レース終盤は8号車が表彰台圏内を走行しましたが、痛恨のドライブスルーペナルティを受けて10位に。7号車はリタイアに終わりました。

今年の富士6時間は終始ドライコンディションのもとで走行が行われました。決勝レースではすべてのハイパーカーがMICHELIN Pilot Sportスリックタイヤのミディアムのみを使用。2スティント連続走行を当たり前のこととしてこなす高性能の安定性が、各ユーザーを力強く支えました。