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WEC 2025 ROUND 7 FUJI

■予選:9月27日/決勝:9月28日

■開催地:富士スピードウェイ(日本)

■レース時間:6時間

WECが富士で迎えた100戦目でアルピーヌ A424が初優勝
ミシュランはブランドのDNAを記念大会でも体現

トップカテゴリーであるハイパーカークラスの全車がミシュランタイヤを使用して行われている世界耐久選手権(WEC)の2025年シーズン第7戦富士6時間が開催され、Alpine Endurance TeamのNo.35 ポール‐ルー・シャタン/フェルディナンド・ハプスブルク/シャルレ・ミレシ組がトップでゴール。昨シーズンからWECに出場しているアルピーヌのハイパーカー、A424が初めての勝利をもぎ取りました。2位にはPeugeot TotalEnergiesのNo.93 ポール・ディ・レスタ/ミッケル・イェンセン/ジャン‐エリク・ベルニュ組が入って、フランス車勢の1-2フィニッシュに。プジョー 9X8としても自己ベストの結果が富士で記録されました。

今大会はWECの通算100戦目という記念すべきレースでした。シリーズが創設された2012年の初戦からWECにおけるタイヤ供給活動を実施してきたミシュランは、この自動車耐久レースの世界最高峰シリーズで訴求し続けてきた「持続的なパフォーマンス、絶え間ないイノベーション、そして環境への責任」というブランドのDNAを、大きな節目を迎えた富士でのレースにおいても体現しました。

FINAL RESULT / Hypercar class - TOP 6

POS.

No.

TEAM

DRIVERS

CAR

TIRE

LAPS/ GAP

1

35

ALPINE ENDURANCE TEAM

P-L.シャタン/F.ハプスブルク/C.ミレシ

アルピーヌ A424

MICHELIN

202 Laps

2

93

PEUGEOT TOTALENERGIES

P.ディ・レスタ/M.イェンセン/J-E.ベルニュ

プジョー 9X8

MICHELIN

+ 0'07.682

3

6

PORSCHE PENSKE MOTORSPORT

K.エストル/L.ファントール

ポルシェ 963

MICHELIN

+ 0'08.167

4

5

PORSCHE PENSKE MOTORSPORT

J.アンドロウアー/M.ジャミネ

ポルシェ 963

MICHELIN

+ 0'16.083

5

94

PEUGEOT TOTALENERGIES

L.デュバル/M.ヤコブセン/S.ヴァンドーン

プジョー 9X8

MICHELIN

+ 0'18.542

6

9

ASTON MARTIN THOR TEAM

A.リベラス/M.ソレンセン

アストンマーティン・ヴァルキリー

MICHELIN

+ 0'39.761

RACECARD

FIA WORLD ENDURANCE CHAMPIONSHIP

富士6時間 ハイパーカークラス優勝 No.35 アルピーヌ A424

レース終盤は3台の車両が僅差での首位争いを演じましたが、最後のピットストップで4輪すべてのタイヤを換えたNo.93 プジョー 9X8とNo.6 ポルシェ 963に対して、No.35 アルピーヌ A424は交換するのは車両左側の前後タイヤだけにとどめてピット作業時間を短くし、レースの主導権を奪取。車両右側の2本のMICHELIN Pilot Sportエンデュランスレーシングタイヤはすでに48周をこなした状態でしたが、さらに39周にわたって高いパフォーマンスを発揮してアルピーヌチームの期待に応え、彼らの勝利を強力にアシストしました。

9月最後の週末の日本では、WECとMotoGPという2つの世界選手権大会が同時に開催されることに。そのどちらにおいてもトップカテゴリーで唯一の公式タイヤサプライヤーを務めているミシュランですが、WECでは大きなタイヤサービスブースを仮設し、18台のハイパーカーへのタイヤサービスを完璧に行う体制を整えて臨みました。

国際自動車連盟(FIA)とフランス西部自動車クラブ(ACO)によって創設されたWECの初戦が行われたのは2012年3月のこと。途中、新型コロナウイルス感染症拡大などの困難もありながら、13年半の歳月を経て100戦目に到達。その地が富士となったのは偶然ですが、ここがシリーズにとって重要な開催地であることに異論を挟む関係者は皆無です。

少なくとも2029年シーズンまではミシュランがハイパーカークラスで唯一の公式タイヤサプライヤーを務めることが決まっています。当社では、タイヤの50%以上にサステナブル材料を使用したまったく新しいMICHELIN Pilot Sportエンデュランスレーシングタイヤを開発中であり、次の2026年シーズンから投入する計画です。

予選トップ10の順位を決めるハイパーポールは土曜日の午後3時20分から路面温度32℃のドライコンディションにもとで開催され、アレキサンダー・リンのタイムアタックによりNo.12 キャデラック VシリーズRが今季3度目となるポールポジションを獲得。2位にも僚友車が続いて、キャデラック勢がフロントロウを独占しました。

決勝日の富士スピードウェイの上には曇り空が広がり、午前11時に開始された6時間の決勝レースは終始ドライ路面で行われ、ハイパーカークラスの各車は汎用性が最も高いミディアムコンパウンドを使用。レース展開は多事多難でしたが、ミシュランタイヤはひたすら安定的にハイパフォーマンスを発揮し続けました。

レース終盤、アルピーヌチームはミシュランタイヤを信じることに賭け、交換するタイヤを2本にとどめました。果たして、No.35 アルピーヌ A424の右側2本のタイヤは、87周にわたってフルパフォーマンスを発揮し、4本すべてを交換したライバルたちと互角のペースを実現させて、アルピーヌに勝利をもたらしました。

前戦のアメリカ大会で3位と4位を得たプジョー 9X8は、富士ではさらに高い競争力を見せ、決勝レースの後半では93号車が首位を走行。最終局面でのタイヤ戦略の違いからNo.35 アルピーヌの先行を許しましたが、93号車は9X8として過去最高のリザルトとなる2位でフィニッシュ。チームメイトの94号車も5位に入りました。

トヨタ勢は母国ラウンドを迎えても苦しい状況を変えることができませんでした。予選では平川 亮組の8号車が8位、小林可夢偉組の7号車は14位に。決勝レースでは、7号車が一時は2番手を走るも、その後13番手にまで後退。しかし粘り強く追い上げて8位でゴール。8号車はペナルティを受けたことも響いて16位に終わりました。

右側2本のタイヤをレースの43%にわたって使用したNo.35 アルピーヌ A424の勝利は、ミシュランタイヤのライフとパフォーマンスの一貫性がいかに高いかを示す結果であり、WECの100戦目という大きな節目にふさわしい内容のものでした。そして今シーズンのWECはついに、最終戦バーレーン8時間を残すのみとなりました。