Nœud.TOKYOでの収録

日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』の撮影現場に潜入!

様々な“つながり”が生み出すエンターテインメント&ミシュランガイド東京2024一つ星レストラン「Nœud.TOKYO」の魅力とは?

本ページ内でご紹介しているプレゼントキャンペーンは
2024年9月19日(木)ひる12:00をもちまして終了しました。

テーマは“一流の医者と一流の料理”。TBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』と『ミシュランガイド』がコラボし、ドラマと連動したクイズ&プレゼントキャンペーンを実施中。今回は第7話(8月25日放送分)の撮影現場にお邪魔して、その舞台裏やミシュラン一つ星レストラン「Nœud.TOKYO(ヌー・トウキョウ)」の魅力に触れてきました!
ドラマと連動した期間限定のクイズ&プレゼントキャンペーンも実施中

「手術じゃない。これは芸術だ。」……“ニノ”こと二宮和也さん主演の医療エンターテインメント、日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』がこの夏のヒットドラマとなっています。同作はTBS系の日曜夜9時の放送をはじめ、「U-NEXT」や「NETFLIX」にて全話配信中。また、「TVer」と「TBS FREE」では、第1話と最新話を無料配信しています。

そして今回、ミシュランエクスペリエンスマガジンでは、第7話(8月25日放送分)のロケ地として使われた、ミシュランガイド東京2024一つ星のフレンチレストラン「Nœud.TOKYO」にお邪魔してきました。同店は「ミシュラングリーンスター」の評価も受け、サステナブルに、おいしい料理を提供するために、積極的に活動するレストランです。

この日の登場キャストは、内野聖陽さん(東城大学医学部付属病院の病院長・佐伯清剛)と田中みな実さん(治験コーディネーター・椎野美咲)、そして7話から出演する大黒摩季さん(東城大学医学部付属病院の副院長・江尻紀恵)というお三方でした。

Nœud.TOKYOでの収録

まずは同作を観ていない方に向け、ストーリーを簡単に紹介していきます(すでに楽しんでいる方は流し読みしてください)。

海堂尊さんの『ブレイズメス1990』ならびに『スリジエセンター1991』を原作とする同作は、同じく二宮さんが主演した『ブラックペアン』の6年後を描いた続編。二宮さんが演じるのは、前作の渡海征司郎(とかい せいしろう)と瓜二つの風貌ながら、真逆のキャラクターを持つ世界的な天才外科医・天城雪彦(あまぎ ゆきひこ)です。

神業的な手技をもつ天城は、「ダイレクト・アナストモーシス」と呼ばれる心臓冠動脈バイパス術ができる世界で唯一の外科医ながら、人も金をももてあそぶ悪魔(ディアブル)的な人物。注目のひとつは、続編でありながら同じキャストが別の役を演じるというユニークな試みで、それを下支えしている二宮さんの演技力にあります。

また、心臓外科医が監修するリアルな手術シーンや、天城の神業的な手技とシンクロさせたクラシックの名曲の数々も、見逃せない&聞き逃せないポイント。さらには、前作とのつながりを示すような“謎のインサート”が、SNS上で様々に考察されています。

『ブラックペアン シーズン2』×『ミシュランガイド』コラボキャンペーン

そうそう、同作と『ミシュランガイド』がコラボした、期間限定のクイズ&プレゼントキャンペーンもお見逃しなく。出題されるクイズは同作を観ていれば分かるカンタンなもので、放送終了後30分以内に応募すると、さらに特典が付くという仕掛けもあります。

ミシュランガイド東京2024一つ星レストラン「Nœud.TOKYO」にその道のプロたちが集結!

撮影は、東京の中心地・永田町にある“オール・サステナブル”なレストラン、「Nœud.TOKYO(ヌー.トウキョウ)」で行われました。2022年7月にオープンした同レストランは、2022-2024の3年連続でミシュラン一つ星、さらには持続可能なガストロノミーに光を当てる「ミシュラン グリーンスター」も獲得しています。

Nœud.TOKYOでの収録

実は日曜劇場とミシュランのつながりは長くて深く、前作『ブラックペアン』でも数多くのミシュラン星付きレストランがドラマに華を添えています。そして、現在放送中の『ブラックペアン シーズン2』では、銀座の「おにく 花柳」と麻布台の「シリーズ」をはじめとしたレストランがすでに登場。最終回までのほとんどの回に登場しているのです。

伊與田英徳(いよだ ひでのり)プロデューサーに、星付きレストランを推している理由を聞くと、「ハズすことがなく、お医者様が利用する場所としても相応しい雰囲気があるので、安心して撮影を依頼できます。実際に撮影させていただくレストランは、シーンのイメージに合わせて監督が選ぶことが多いです」とのことでした。

Nœud.TOKYOでの収録

「Nœud.TOKYO」にて収録するのは会食シーンで、佐伯・椎野・江尻の3人が優雅にワイングラスを傾ける一方、それぞれの思惑や欲望も垣間見える場面です。

今回は夜のシーンの撮影ということで、同店がある地下1Fに降りる階段には暗幕が張られ、屋外の撮影スタッフさんは暑さとの戦いも強いられていました(とにかく熱中症にはお気を付けください)。

Nœud.TOKYOでの収録

階段の下は完全に夜になっています。

Nœud.TOKYOでの収録

木のカウンター越しの厨房では、撮影スタッフさんが微妙に位置を変えながら、入念にカメラテストとリハーサルを繰り返していました。

三脚の足にはテニスボールをはめて、床が傷つかないように工夫を施しています。また、撮影スタッフさんの多くは“黒ずくめ”で、万が一にも窓やガラス類に映り込まないようにという配慮も感じられました。

Nœud.TOKYOでの収録

出演するお三方の目の前には彩り豊かなアペリティフも並べられ、シェフの中塚直人さんらの手により、提供したての瑞々しさがキープされていました。

撮影シーンでお三方が飲む白ワインはもちろんフェイクで、ジャスミンティーを水で薄めたものだそうです。あたかも本物の白ワインを飲んでいるように見せる演技は、お手の物かもしれませんが流石です。放送では、その表情にもご注目ください。

Nœud.TOKYOでの収録

階段側のウィンドウに面した棚には、ワインボトルやオブジェ、『ミシュランガイド東京 2024』などが置かれていました。てっきりレストランのディスプレイだと思っていたら、小道具さんが用意してきたアイテムのひとつでした。さすがは日曜劇場、ディテールへのこだわりも抜かりありません。

Nœud.TOKYOでの収録

撮影自体は2時間ほどで終了。撮影の様子を眺めていただけの筆者の勝手な印象ですが、内野聖陽さんは渋さの中におちゃめさが垣間見え、田中みな実さんはキュートな努力家という感じ。また、撮影後にアペリティフをつまみ、「これ、ホント美味しいですよ!」と周囲に話しかけていた大黒摩季さんは、オープンな人柄が印象に残りました。

撮影スタッフさんは終始手際がよく、撤収作業もあっという間に完了です。

“つながり”とイマジネーションを源泉とするオール・サステナブルな「Nœud.TOKYO」

撮影後には、「Nœud.TOKYO」のオーガニックコーヒーを頂きながら、オーナーシェフ・中塚直人さんに料理への想いなどを伺うことができました。ちなみに店名の「Nœud(ヌー)」はフランス語で“つながり”を意味し、料理を通じて自然・社会・人をつなぎ、循環させていくという想いが込められています。

Nœud.TOKYO

神奈川県平塚市(筆者と同郷!)に生まれ、愛媛で育ったという中塚さんと料理との出会いは、小学校低学年の頃。中塚家では、中塚さんとお兄さんが「日曜の朝食」を作ることがいつしか習慣となり、おにぎりなどシンプルなものから料理に親しんでいったそうです。

その後、料理学校やフランス料理店などで腕を磨きながら、30歳を前に渡仏し、ミシュラン一つ星レストランで修業。ちなみに和食やイタリアンなど様々なジャンルがある中、フランス料理を選んだ理由は、「食べたことがなく、もっとも未知のものだったから」という実に純朴な好奇心でした。

また、「料理の技法を学ぶというよりも、フランス料理を生んだ国の文化や人々の生活、空気感を肌で感じたかった」というのが渡仏の理由で、当初はフランス語もほとんど話せず、料理を共通言語にコミュニケーションを図っていったというから驚きです。

Nœud.TOKYO

そんな中塚さんが指揮する「Nœud.TOKYO」は、オールサステナブルなレストランとして、旬の食材の“食べ頃”を見極めながら、食べられるものはすべて“美味しく”調理しています。捨てるという発想は基本的になく、通常は捨てられてしまう食材を「新たなカタチで活かせないか」と、常にイマジネーションを膨らませています。それが、同店のスタッフの指針=北極星のような基準として浸透しています。

Nœud.TOKYO

たとえば、魚の頭を焼いてパウダー状にして使ったり、野菜の茎や根っこなどをアレンジしたり、仕入れた食材のすべてを使い切っています。また、コンポスターの堆肥で自家製ハーブを育てたりもするため、同店から出る食品廃棄物は極めて少ないのが特徴的です。

また、天候などの影響で出来栄えが悪く、生産者側が市場に出せない食材や捨てざるを得ない食材も買い取っているそうです。

Nœud.TOKYO

さらには、生産過程における廃棄物にも着目。ブドウ栽培を例に挙げると、ブドウを育てる際には、養分を集中させる目的で房(ふさ)を間引いたり、効率的に日光を当てるために葉っぱを取ったりします。同店では、その際に廃棄される房や葉っぱも買い取り、料理に活かしているのです。

その一方、生産者の多くは売り物にならない食材を美味しく食べる術も心得ているため、そうした“生産者の食卓”からインスピレーションを得ることも少なくないと言います。

Nœud.TOKYO

たとえば、東京・立川の「高橋果樹園」さんから仕入れたという若いブドウは、レモンのような味わいが特徴。ブドウとして提供することはできませんが、料理のアクセントとして活かされていきます。

生産者と同店のつながりは、まさにwin-win。そして、驚きとストーリーのある料理を通じ、生産者と同店を訪れるゲストの心をつないでいます。

一方、人とカーライフをつないでいるミシュランでは、2050年までに100%持続可能な原材料だけを利用してタイヤを作るという、意欲的なビジョンを掲げています。そうしたビジョンとも重なる同店の取り組みは、まさに「ミシュラングリーンスター」の称号に相応しいものでした。

Nœud.TOKYO

「Nœud.TOKYO」で味わえるディナーは、当日の仕入れの状況によって内容が変わるフルコースのみ。また、ワインやソフトドリンクとの絶妙なペアリングもお楽しみのひとつです。その時々の食材との出会いや、背景にあるストーリーも楽しみながら、五感を刺激するひと時を過ごしてみたいものですね!

Nœud.TOKYO
東京都千代田区平河町2-5-7 ヒルクレスト平河町 B1F
日曜・月曜定休
03-6910-0233
https://noeud.tagaya.co.jp/

企画構成・文/のぐち まさひろ
取材協力:TBSテレビ、Nœud.TOKYO
2024年9月13日掲載
※掲載内容は掲載時の情報です

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