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MotoGP 2026 ROUND 11 GERMANY

■予選:7月11日/決勝:7月12日

■開催地:ザクセンリンク(ドイツ)

■レース周回数:30周(110.13 km)

特殊レイアウトのコースでミシュランタイヤが高性能を発揮
マルク・マルケスがザクセンリンクMotoGP通算10勝目を飾る

二輪ロードレースの世界最高峰シリーズであるMotoGP世界選手権の2026年シーズン第11戦ドイツGPが開催され、Ducati Lenovo Teamのマルク・マルケスが、土曜日に行われたスプリントレース、日曜日に行われたグランプリレース(決勝レース)の双方を制しました。マルケスはこれで今季グランプリレース3勝目をマーク。同時に、ザクセンリンク開催のMotoGPレースで通算10度目の優勝を果たしました。また、グランプリレースの2位にはSuperFile Trackhouse MotoGP Teamの小椋 藍が入り、ライダー選手権でランキング2位への浮上を果たしました。

今大会の舞台であるザクセンリンクは全長がわずか3.671kmで、メインストレートは700mに満たない長さしかなく、タイヤに絶えず負荷がかかり続けるコースです。また、全部で13カ所あるコーナーのうち、左コーナーが10カ所を占めるという特殊なレイアウトであり、これに対応してミシュランは、リヤタイヤだけでなくフロントタイヤも左側ショルダー部を強化した左右非対称コンパウンド仕様のMICHELIN Power Slickを持ち込みました。そして、これを用いたマルク・マルケスは予選で新しいオールタイムラップレコード(当該サーキットにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイム)を樹立。

その後行われたスプリントレースも彼が制しましたが、その優勝タイムは従来記録を6秒近くも短縮するもので、特殊なレイアウトのコースでも高性能を安定的に発揮するミシュランタイヤの本領が示されました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: HARD/R: MEDIUM

40'53.148

2

79

小椋 藍

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: HARD/R: MEDIUM

+ 1.996

3

25

ラウル・フェルナンデス

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: HARD/R: MEDIUM

+ 5.104

4

37

ペドロ・アコスタ

KTM

Red Bull KTM Factory Racing

F: HARD/R: MEDIUM

+ 7.684

5

89

ホルヘ・マルティン

APRILIA

Aprilia Racing

F: HARD/R: MEDIUM

+ 11.372

6

63

フランチェスコ・バニャイア

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: HARD/R: MEDIUM

+ 11.495

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: HARD/R: SOFT

20'12.978

2

73

アレックス・マルケス

DUCATI

BK8 Gresini Racing MotoGP

F: HARD/R: SOFT

+ 0.368

3

49

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

DUCATI

Pertamina Enduro VR46 Racing Team

F: HARD/R: SOFT

+ 0.813

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

ドイツGP優勝 マルク・マルケス(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

気温22℃、路面温度36℃という穏やかさのドライコンディションで行われた予選で、従来記録を0.3秒更新する新しいオールタイムラップレコードを叩き出してポールポジションを獲得したマルケス。彼は、15周のスプリントレースも30周のグランプリレースも終始リードし、この週末を完全に制圧しました。ザクセンリンク開催のMotoGPレースにこれまで10回出場し9回優勝してきたマルケスですが、今回ついに通算10回目の勝利を奪い、当地での無類の強さを改めて見せつけました。

ザクセンリンクの最大のポイントは、左回りのコーナーが7カ所も続いた後に現れる右回りの第11コーナーです。ミシュランタイヤは、難所であるこの右コーナーで要求される繊細なコントロールを可能とする安定したグリップ性能と安心感を各ライダーに提供し続けました。

土曜日に実施された予選では、マルク・マルケスが最速で、2位にアレックス・マルケス、3位にファビオ・ディ・ジャンアントニオが。続いて行われたスプリントレースでも彼らが予選と同じ順でフィニッシュし、ドゥカティ勢が久しぶりにトップ3独占を果たしたレースとなりました。

日曜日のグランプリレースでも#93 マルク・マルケスが好スタートを決めると終始ひとり旅。危なげなく今季3勝目を飾りました。その後方では、前戦オランダGPのウイナーである#79 小椋 藍が1周目から4番手と好位置につけ、10周目には3番手に、そして25周目には2番手へと浮上していきました。

前戦に続いてチームメイトであるラウル・フェルナンデスとグランプリレースで競り合うことになった小椋は、今回もその戦いを制し、2位でフィニッシュ。3戦連続でのグランプリレース表彰台獲得を果たし、世界最高峰シリーズにおいて堂々のランキング2位につけることになりました。

チーム設立30年目を迎えたグレシーニ・レーシングは、加藤大治郎を擁してMotoGPを戦った2003年シーズンのものを再現したカラーリングで今大会のグランプリレースに出場して注目を集めました。なお、2003年の加藤大治郎の足元を支えていたのもミシュランタイヤでした。

ザクセンリンクは今シーズンのMotoGP開催サーキットの中で最も過酷なもののひとつとミシュランは捉えていましたが、各ライダーは自信を持って攻めの走りを展開。20分強でしかないスプリントレースで6秒近くもの優勝タイム短縮が果たされるなどの大きな収穫がありました。