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MotoGP 2026 ROUND 16 JAPAN

■予選:10月3日/決勝:10月4日

■開催地:モビリティリゾートもてぎ(日本)

■レース周回数:24周(115.224 km)

マルク・マルケスがスプリントとグランプリの両レースを制覇
新舗装のもとでミシュランタイヤがMotoGPライダーたちの信頼に応える

ミシュランがオフィシャルタイヤサプライヤーを務める二輪ロードレースの世界最高峰シリーズ MotoGP世界選手権の2026年シーズン第16戦日本グランプリが開催され、土曜日に行われたスプリントレース、日曜日に行われたグランプリレース(決勝レース)の双方をDucati Lenovo Teamのマルク・マルケスが制しました。マルケスのグランプリレース優勝は今季6回目、そしてモビリティリゾートもてぎでのMotoGP優勝は2019年大会以来でした。また、母国ファンの大きな注目と期待を集めながら今大会に臨んだSuperFile Trackhouse MotoGP Teamの小椋 藍は、スプリントレースでは5位に、グランプリレースでは6位に入り、ライダー選手権での順位をひとつ上げてランキング5位に浮上しました。
モビリティリゾートもてぎの国際レーシングコースは今シーズンの前に路面の全面的な再舗装が行われており、今大会は新しい路面のもとで行われた最初のMotoGP日本グランプリでした。新舗装のもとでの事前テストは行われておらず、ミシュランは限られたデータに基づきつつ、これまでに培ってきた経験と技術を生かして今大会用のタイヤを用意。そして迎えた予選では8名ものライダーが従来のコースレコードを上回るタイムを記録し、その中でも最速だったAprilia Racingのホルヘ・マルティンが新しいオールタイムラップレコード(当該サーキットにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイム)を樹立しました。
ほとんどのライダーがフロントにミディアム、リヤにソフトのMICHELIN Power Slickを履いた周回数12周のスプリントレースのペースも極めて速いものとなり、その優勝レースタイムは従来記録を9秒近くも更新。そして、周回数24周のグランプリレースではすべてのライダーがフロントにミディアム、リヤにハードを選択し、やはり非常に速いペースで走り続けました。その結果、上位15名が従来の最短記録より少ない所要時間でレースをフィニッシュし、優勝したマルク・マルケスのレースタイムは従来記録を約38秒も短縮したものとなりました。また、Red Bull KTM Tech3のエネア・バスティアニーニにより、グランプリレース中のファステストラップ最速記録も塗り替えられました。
今回のMotoGP日本グランプリは、路面のグリップレベルが以前より上がり、走行ペースも高まったことで、タイヤにとっては一段と過酷な条件に。そこでミシュランタイヤは高いパフォーマンスとその安定性をしっかり発揮し続け、ユーザーであるMotoGPライダーたちからの信頼にいつもどおりに応えた一戦となりました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: HARD

41'31.467

2

89

ホルヘ・マルティン

APRILIA

Aprilia Racing

F: MEDIUM/R: HARD

+ 1.363

3

72

マルコ・ベッツェッキ

APRILIA

Aprilia Racing

F: MEDIUM/R: HARD

+ 2.252

4

23

エネア・バスティアニーニ

KTM

Red Bull KTM Tech3

F: MEDIUM/R: HARD

+ 2.330

5

25

ラウル・フェルナンデス

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: MEDIUM/R: HARD

+ 14.815

6

79

小椋 藍

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: MEDIUM/R: HARD

+ 15.210

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: SOFT

20'50.376

2

11

ディアゴ・モレイラ

HONDA

Pro Honda LCR

F: MEDIUM/R: SOFT

+ 2.754

3

89

ホルヘ・マルティン

APRILIA

Aprilia Racing

F: MEDIUM/R: SOFT

+ 2.466

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

日本GP優勝 マルク・マルケス(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

出場した22名のうち20名がリヤタイヤにソフトを履いた土曜日のスプリントレースは、1周につき約0.7秒も以前より速いペースでの勝負となりました。一部のライダー&マシンでは、タイヤを滑らせている量の多さなどから、ソフトタイヤが使用限界ギリギリのレベルに。ミシュランは安全性の観点から、スプリントの2倍の周回数となるグランプリレースにリヤ用ソフトタイヤの供給は行わないこととしました。そして、日曜日の朝のウォームアップ走行は通常の10分間から20分間へと特別に延長されました。そこで各ライダーはリヤ用のミディアムとハードの比較を行うことができ、モビリティリゾートもてぎのための特別仕様である強化型ケーシングを採用したハードタイヤがパフォーマンスやフィーリングの面でも良好であることを確認して、全ライダーがリヤにハードタイヤを選択。これがグランプリレースの驚異的なハイペースにつながり、優勝したマルケスのレースタイムは従来の最短記録を37.845秒も短縮したものとなりました。

新舗装のもとで事前にテストを行ってデータを得る機会はなかったことから、ミシュランはスリックタイヤに関しては、通常は前後2種類ずつであるところを、ソフト、ミディアム、ハードと3種類ずつを特別に用意。ハード仕様は前後タイヤともに強化型のケーシングを採用したものとしました。

予選は路面温度40℃のドライコンディションのもとで行われ、ホルヘ・マルティンが従来記録を0.540秒も短縮した1分42秒371という新しいオールタイムラップレコードを叩き出して、2大会連続・今季4度目のポールポジションを獲得。予選上位8名のライダーが従来記録より速いタイムをマークしました。

スプリントレースではマルク・マルケスが独走優勝。2番手でゴールしたマルティンと3番手でゴールしたエネア・バスティアニーニがともにトラックリミット超過によるペナルティを受け、4番手でチェッカーを受けたPro Honda LCRのディアゴ・モレイラが今季ホンダ勢ベストとなる2位に入りました。

土曜日に確認されたタイヤへの高い負荷状況を踏まえ、ミシュランは日曜日に供給するリヤタイヤをミディアムとハードの2種類に絞りました。そして、20分間に延長されたウォームアップ走行で比較を行った結果、全ライダーがリヤにハードタイヤを選択してグランプリレースのスタートを迎えました。

グランプリレースは28℃と比較的低めの路面温度のもとで行われました。その序盤はポールポジションから出た#89 マルティンがリード。やがて#93 マルケスがペースを上げて黒いアプリリアのテールに近づいていき、11周目にインを奪うと抜き去って首位に。その後はライバルたちの接近を許しませんでした。

グランプリレースを制し、モビリティリゾートもてぎで4度目のMotoGP優勝を飾ったマルケス。レース後、彼は「ミシュランのエンジニアが、ハードリヤタイヤが良い選択であることをアドバイスしてくれた。実際、とてもよく機能してくれて、レースを通じて速いペースで走ることができた」と語りました。

グランプリレースの終盤になっても高性能を維持するMICHELIN Power Slickに支えられ、KTM RC16を駆るバスティアニーニは、ファステストラップを20周目から4周連続で更新。23周目には、もてぎ開催の日本グランプリにおける最速ラップタイム記録を打ち立てたすえに4位でゴールしました。

アプリリア RS-GPに乗る小椋 藍は、スプリントレースを5位で終えると、グランプリレースでは前戦の勝者であるペドロ・アコスタとのバトルを続けたすえに彼を押さえ切って6位でフィニッシュ。決して悪くはない結果を残しましたが、小椋自身は思うような週末にできなかった悔しさを強くにじませていました。

タイヤにとって非常にタフな条件となった中、オールタイムラップレコード、スプリントレースとグランプリレースの優勝レースタイム、グランプリレース中のファステストラップ、さらには小椋によってマークされたMotoGPもてぎにおける最高速度記録(324.3km/h)など、重要記録の数々が塗り替えられ、オフィシャルタイヤサプライヤーであるミシュランにとって非常に意義深い日本グランプリとなりました。