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WEC 2026 ROUND 4 SÃO PAULO

■予選:7月11日/決勝:7月12日

■開催地:インテルラゴス・サーキット(ブラジル)

■レース時間:6時間

マグヌッセン組のNo.15 BMW M ハイブリッドV8が今季初優勝
シーズン屈指の過酷なサーキットでミシュランタイヤが高性能を実証

トップカテゴリーのハイパーカークラスにおいてミシュランが唯一のタイヤサプライヤーとして活動している世界耐久選手権(WEC)。その2026年シーズン第4戦サンパウロ6時間が行われ、BMW M Team WRTのNo.15 BMW M ハイブリッドV8(ケビン・マグヌッセン/ラファエル・マルチェッロ/ドリス・ファントール)が今季初優勝をマークし、BMWとしてはハイパーカー時代のWECで通算2度目となる勝利を飾りました。

今大会が開催されたインテルラゴス・サーキットは、1周の距離は比較的短いものの、タイヤが休息できる場面はほとんどなく、特に車両の右側のタイヤに大きな負荷がかかる傾向があります。しかし、ミシュランが今シーズンにデビューさせた新しいMICHELIN Pilot Sportエンデュランスタイヤは、過酷なインテルラゴスにおいても期待どおりの高性能と安定性を発揮。各パートナーチームは、スティントの全体を通じてグリップが安定しているミシュランタイヤに信頼を寄せながら多様なレース戦略を採ることができました。

FINAL RESULT / Hypercar class - TOP 6

POS.

NO.

TEAM

DRIVERS

CAR

TIRE

TIME / GAP

1

15

BMW M Team WRT

K.マグヌッセン/R.マルチェッロ/D.ファントール

BMW M ハイブリッドV8

MICHELIN

242 Laps

2

51

Ferrari AF Corse

A.ピエール・グイディ/J.カラード/A.ジョビナッツィ

フェラーリ 499P

MICHELIN

+ 0'02.254

3

12

Cadillac Hertz Team Jota

W.スティーブンス/N.ナト

キャデラック Vシリーズ.R

MICHELIN

+ 0'06.687

4

38

Cadillac Hertz Team Jota

E.バンバー/S.ボーデ/J.エイトケン

キャデラック Vシリーズ.R

MICHELIN

+ 0'12.666

5

83

AF Corse

Y.イェ/R.クビサ/P.ハンソン

フェラーリ 499P

MICHELIN

+ 0'32.351

6

007

Aston Martin THOR Team

H.ティンクネル/T.ギャンブル

アストンマーティン・ヴァルキリー

MICHELIN

+ 0'35.566

RACECARD

FIA WORLD ENDURANCE CHAMPIONSHIP

サンパウロ6時間 ハイパーカークラス優勝 No.15 BMW M ハイブリッドV8

4番手グリッドからスタートしたNo.15 BMW M ハイブリッドV8は、元F1ドライバーであるケビン・マグヌッセンの果敢なドライビングによってレース序盤のうちに2番手に進出。一方、予選でトップ2を占めたキャデラック Vシリーズ.R勢は最初のピットストップでそろってタイムロスを喫し、その後のレースは混戦模様となりました。やがてNo.15 BMWがレースの主導権を握ることとなり、同車としては初めての、BMW M ハイブリッドV8としては通算2度目のWEC優勝を飾りました。

インテルラゴスはタイヤに難しい要求を突きつけるサーキットです。また、同所では事前テストを行えないことになっています。そこでミシュランは昨年大会で収集したデータを存分に活用して準備。持ち込んだMICHELIN Pilot Sportエンデュランスタイヤは期待どおりの高性能を発揮しました。

タイヤにかかる荷重の強さが車両の左右で大きく異なるコースであることから、タイヤ交換の頻度は左右で異なるのがWECインテルラゴス戦でのセオリー。とはいえ、新品タイヤと1スティントをこなしたタイヤを同時に履きながらグリップ力のバランスを取るのは、技術的にとても高度な難題です。

その難題を、新しいMICHELIN Pilot Sportエンデュランスタイヤは高いレベルでクリア。負荷が小さい車両左側のタイヤはダブルスティントを当たり前のようにこなし、その2スティント目でも車両右側に装着された新品タイヤと対等のグリップ力を発揮して、ドライビングをスポイルしませんでした。

予選ではキャデラック Vシリーズ.R勢が速さを見せ、2台がフロントロウを独占。しかし決勝では1回目のピットストップで2台ともに遅れを取ることになり、レース中盤以降はNo.35 アルピーヌ A424とNo.15 BMW M ハイブリッドV8がピットストップごとに入れ替わり立ち替わり首位を走る展開となりました。

レース終了まで30分を切ったところで弱い雨が降るようになりましたが、それでも一定以上のグリップ性能を発揮するMICHELIN Pilot Sportエンデュランスタイヤに支えられたハイパーカー各車はスリックタイヤのまま走行を継続。No.15 BMW M ハイブリッドV8が2.254秒差で逃げ切りました。

前戦ル・マン24時間で快勝を果たしたトヨタでしたが、今大会では大いに苦戦。17台が出走したハイパーカークラスにおいて、予選では14位と16位に留まり、決勝でもアクシデント等に追い討ちされて上位進出を果たせず。小林可夢偉組の7号車が12位、平川 亮組の8号車が17位に終わりました。